結論から言うと、トレーニンググローブとリストラップは似たような見た目の道具ですが、守っている部位も解決する悩みも別物です。グローブは主に「手のひらのマメ・滑り止め」、リストラップは主に「手首の固定・高重量時の安定」を目的としています。「とりあえずグローブを買ったけど手首の違和感は解決しなかった」というのは、そもそも目的が違う道具を選んでいたケースが多いです。
トレーニンググローブが解決する悩み
グローブは手のひらとバーベル・ダンベルの間に入ることで、マメや皮むけを防ぎ、グリップ力を高める役割があります。素手でのトレーニングを続けていると、特に懸垂やデッドリフトのような握り込む種目で手のひらに負担が集中し、マメができやすくなります。「トレーニング自体は好きだけど、手のマメが痛くて集中できない」という悩みには、グローブが直接的な解決策になります。
リストラップが解決する悩み
一方リストラップは、手首に巻きつけて関節を固定することで、ベンチプレスやショルダープレスなど、手首に負荷がかかる種目での手首の反りすぎを防ぐ役割があります。重量が上がってくると、手首が耐えきれず反ってしまい、痛みや違和感につながることがありますが、これはグローブでは解決できない問題です。手首の違和感がある場合は、グローブではなくリストラップが必要な悩みである可能性が高いといえます。
初心者はどちらから揃えるべきか
種目によって必要な道具が異なるため、自分がよく行う種目で判断するのが合理的です。
| よく行う種目 | 優先したい道具 |
|---|---|
| 懸垂、デッドリフトなど握り込む種目が中心 | グローブ |
| ベンチプレス、ショルダープレスなど手首に負荷がかかる種目が中心 | リストラップ |
| 両方をバランスよく行う | 両方セットになった製品 |
両方を頻繁に行う場合は、グローブとリストラップが一体化したセット製品を選ぶと、種目ごとに装備を付け替える手間なく通しでトレーニングできます。ビッグ3の記事で紹介したような、スクワット・ベンチプレス・デッドリフトを一通り行うメニューを組んでいる方には、特にこのタイプが扱いやすいでしょう。
パワーグリップという第三の選択肢
握力を補助する「パワーグリップ」も似たカテゴリの道具ですが、こちらは握力そのものが先にバテてしまい、狙った筋肉を追い込みきれないという悩みに対応する道具です。手のひらとバーの間にストラップを巻きつけて引っ掛けることで、握力に頼らず対象の筋肉に集中して負荷をかけられます。背中のトレーニングで「握力が先に限界を迎えてしまう」と感じる方に向いています。
こんな人におすすめ
- 懸垂やデッドリフトでマメができて困っている人 → グローブ
- ベンチプレスで重量を扱うと手首に違和感が出る人 → リストラップ
- 背中の種目で握力が先にバテてしまう人 → パワーグリップ
よくある質問
Q. グローブとリストラップは両方必要ですか? A. 行う種目によります。懸垂系とプレス系の両方を頻繁に行うのであれば、両方あった方が快適にトレーニングを続けられます。
Q. リストラップはどのくらいの重量から必要になりますか? A. 明確な基準はありませんが、手首に違和感や反りすぎを感じ始めたタイミングが導入の目安です。重量が軽いうちから使っても問題はありません。
Q. 本革製と合成皮革、どちらのグローブがいいですか? A. 本革製は耐久性に優れる傾向がありますが、価格はやや高めです。初めての1つとして試すのであれば、コストを抑えた合成皮革製から始めても十分です。
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