編みこみ仕立てのパキラが窓辺に置かれている様子

パキラの育て方【編みこみの謎から剪定まで初心者向けに解説】

結論から言うと、パキラは観葉植物の中でも特に丈夫で、多少水やりを忘れても枯れにくいことから初心者に選ばれることが多い品種です。「発財樹」という縁起の良い別名を持ち、開店祝いなどの贈り物としても定番ですが、育て方自体は特別に難しいものではありません。この記事では基本の管理方法と、パキラ特有の「編みこみ仕立て」について解説します。

パキラの基本的な育成環境

パキラは日当たりを好みますが、真夏の直射日光は葉焼けの原因になるため、レースカーテン越しの明るい場所が適しています。耐陰性もある程度あるため、LED育成ライトの記事で紹介したような補助光を使えば、日当たりがあまり良くない部屋でも育てやすい植物です。

水やりの基本

土の表面が乾いてからたっぷりと水を与え、受け皿に溜まった水は必ず捨てます。パキラは幹に水分を蓄える性質があるため、多少水やりの間隔が空いても枯れにくい一方、常に土が湿った状態が続くと根腐れのリスクが高まります。水やりチェッカーを使うと、乾いたタイミングを感覚に頼らず判断できます。

なぜ編みこみ仕立てが多いのか

流通しているパキラの多くが幹を編みこんだ仕立てになっているのは、複数の若い株の幹をまだ柔らかいうちに編み込むことで、見た目の面白さと安定感を持たせているためです。編みこみ自体が生育に悪影響を与えるわけではありませんが、成長とともに幹が太くなると編み目がきつくなりすぎることがあるため、極端に窮屈そうな場合は無理にほどこうとせず、そのまま育てて問題ありません。

徒長してしまったときの剪定

日当たりが不足すると、パキラは光を求めて間延びした姿(徒長)になりやすい植物です。徒長した枝は、伸びすぎた部分を全体のバランスを見ながら切り戻すことで、そこから新しい芽が出てこんもりとした形に仕立て直せます。剪定に適した時期は成長期にあたる5月〜7月頃で、この時期であれば切り口からの回復も早く、株へのダメージを最小限に抑えられます。

肥料と植え替えの目安

成長期には観葉植物用の液体肥料を月1〜2回程度与えると、葉の色つやが良くなります。植え替えは2年に1回程度を目安に、鉢の底から根がはみ出してきたタイミングで、ひとまわり大きな鉢に植え替えるとよいでしょう。

冬越しの注意点

パキラは寒さに弱い性質があり、気温が5℃を下回る環境が続くと葉を落としたり枯れてしまったりすることがあります。冬場は窓際の冷気が直接当たる場所を避け、暖房の効いた室内の明るい場所に置くことで、寒さによるダメージを防ぎやすくなります。

こんな人におすすめ

  • 観葉植物を育てたことがなく、まず失敗しにくい種類から始めたい人
  • 開店祝いや引っ越し祝いなど、縁起の良い意味を持つ植物を贈りたい・飾りたい人
  • 個性的な編みこみの見た目をインテリアのアクセントにしたい人

よくある質問

Q. パキラの編みこみはほどいてもいいですか? A. ほどくこと自体は可能ですが、幹が太く成長している場合は無理にほどこうとすると傷つけてしまうことがあります。見た目が気にならなければ、そのまま育てて問題ありません。

Q. 葉が黄色くなってきたのですが原因は何ですか? A. 水のあげすぎによる根腐れ、日照不足、肥料不足など複数の原因が考えられます。詳しくは葉が黄色くなる原因の記事で症状別に整理しています。

Q. パキラはどのくらいの大きさまで育ちますか? A. 室内で鉢植えとして育てる場合、剪定を行わなければ数年で2m近くまで成長することもあります。天井の高さに合わせて剪定でサイズをコントロールするのが現実的です。

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